まんが: 2008年5月アーカイブ

478592828XPRESENT FOR ME石黒正数短編集 (ヤングキングコミックス)
石黒 正数

少年画報社 2007-08-03
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

石黒正数のまんがを読むのはこれが初めてだ。
「SFが読みたい!」2008年度版で紹介されていたので、試しに買ってみた。

デビューした頃からの短篇を集めているからか、絵は安定していない。
アイディアはなかなか光るものもある。

「収録作品への想い」で石黒正数自身も書いているけれど、
気合いを入れて書いただけあって、表題作がずば抜けていい。

文明がほぼ滅び去った時代、ひとりの少女が一機のロボットと出会う。
彼はどうやら壊れかけているらしい。
修理をするために彼の家へ急ぐひとりと一機。

修理もそこそこに、ロボットはある作業を始める。
ここで彼の名前も明かされる。
終盤の六ページがなんともせつない。
4403618960丘の上のバンビーナ (WINGS COMICS)
鈴木 有布子

新書館 2008-03
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

小学二年生のひな子には大切な家族がいる。
彼女の名はバンビーナ。
ひな子と同じくらいの大きさの犬だ。

ひとりと一匹──というよりふたりと呼ぶ方がしっくり来るか──はとても仲がよくて、
いつもひとつのベッドで寝ている。
そんなある日、目ざめてみたら......私がバンビーナで、バンビーナが私!?

という入れ替わりのお話。
アイディア自体は新しくないけれど、犬と人が入れ替わるところがいい。
バンビーナの人間LOVEなところがときどき泣かせる。

全六話の連作なのだけれど、第三話の冒頭がなぜか印象に残った。
季節は夏、ひな子と秋津先生がただ出会うところなのだけど、
ほんとに夏を感じる一ページだ。

書き下ろしの短篇がふたつ巻末に収められていて、
ここを読むと話の終わり方もすっきりする。
犬が好きな人だけでなく、誰にでもすすめられる一冊。
4088597079バーテンダー 11 (11) (ジャンプコミックスデラックス)
城 アラキ 長友 健篩

集英社 2008-05-02
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

バーと呼ばれるところで酒を呑むことを知ったのは数年前のことだ。
もともと居酒屋でつまみの味を批評しながら呑んでいるのが好きなので、
バーにはまるで足が向かなかった。

たまたま地元で知り合った呑み友だちに連れていかれ、
ジンバックとモスコミュールを呑んだ。
その記憶が薄れないうちに、近くに新しいバーが開店したことを知り、
何人かの呑み友だちとそこへ出かけることに。

雰囲気が気に入って、気ままに通うようになった。
週に何度か訪ねたこともあれば、二ヶ月ほど顔を出さなかったことも。
扉を開けたとき、世界がくるりと表情を変える。
そんなところに惹かれているのかもしれない。

『バーテンダー』は書名のとおり、バーテンダーを描く物語だ。
時にはおどけ、時には泣きごとも言う主人公・佐々倉溜。
けれど、カクテルを作るときの横顔は......。

どんなものにもドラマはあるけれど、酒というのはいい題材だ。
私だったらどんな物語が作れるんだろうか。
読みながら、いつもこんなことを考えている。

出てくるカクテルがうまそうに見えるのも魅力のひとつ。

「シャンディ・ガフ」「A1」「ウィスパー」「ボイラーメーカー」
「サー・ウォルツ」「スティンガー」「照葉樹林」「楊貴妃」

11巻ではこんなカクテルが。
ビールが苦手な私にはシャンディ・ガフなんて絶対無理だと
思っていたけれど、そのうち頼んでみようかとさえ今夜は思う。

このアーカイブについて

このページには、2008年5月以降に書かれたブログ記事のうちまんがカテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブはまんが: 2008年4月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。