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小学二年生のひな子には大切な家族がいる。
彼女の名はバンビーナ。
ひな子と同じくらいの大きさの犬だ。
ひとりと一匹──というよりふたりと呼ぶ方がしっくり来るか──はとても仲がよくて、
いつもひとつのベッドで寝ている。
そんなある日、目ざめてみたら......私がバンビーナで、バンビーナが私!?
という入れ替わりのお話。
アイディア自体は新しくないけれど、犬と人が入れ替わるところがいい。
バンビーナの人間LOVEなところがときどき泣かせる。
全六話の連作なのだけれど、第三話の冒頭がなぜか印象に残った。
季節は夏、ひな子と秋津先生がただ出会うところなのだけど、
ほんとに夏を感じる一ページだ。
書き下ろしの短篇がふたつ巻末に収められていて、
ここを読むと話の終わり方もすっきりする。
犬が好きな人だけでなく、誰にでもすすめられる一冊。


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