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めちゃめちゃ忙しい職場を去って公務員に。
そんな選択をした主人公の遠野啓一は、平穏というかぬるま湯というか
変化のない日々を過ごしていました。
そこに辞令が。
テーマパークの再建。
山のてっぺんに勢いで建ててしまった駒谷アテネ村をどうにかしろだなんて、
どうにかなるのか?
書名は『メリーゴーランド』ですが、ジェットコースターに飛び乗るような小説です。
読み始めたらどんどん進んでいくし、途中下車もできません。
お役所仕事ってこういう感じだろうなあ、と腹を立てながら読む場面もあれば、
ここまですごい人はいないだろう、と笑いながら読むところもあります。
啓一は学生の頃に劇団に入っていたということで、途中からその劇団が登場します。
この人たちがまた強烈な個性を持っているんですが、
その劇団の演目のひとつが「馬鹿豆~千年の春と秋」。
変わろうとしない村人と変化をめざす豆男を描いたこの劇、テーマはわりと重いです。
劇の最後、村人に向かって豆男が発することばが「千年先までそうしてろ」。
このことばが胸に突き刺さるようだったら、自分の日々を見直してみる必要があるかも。


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